2013年6月9日日曜日

第2回都政わいわい勉強会in東部地区報告

第2回都政わいわい勉強会in東部地区報告

文責:林田力

第2回都政わいわい勉強会in東部地区が2013年6月1日(土)に足立区千住の東京芸術センター第1会議室で開催された。約20名が参加し、活発な質疑応答が行われた。参加した立候補予定者は以下の8名である。

和泉なおみ氏(共産党、新人、葛飾区)
村本ひろや氏(共産党、新人、墨田区)
鈴木けんいち氏(共産党、新人、荒川区)
大島よしえ氏(共産党、現職、足立区)
鈴木かつひろ氏(維新の会、現職、足立区)
さきやま知尚氏(自民党、元職、荒川区)
たきぐち学氏(民主党、現職、荒川区)
野上じゅん子氏(公明党、現職、葛飾区)
参加を予定していた、うめだ信利氏とさとう由美氏は都合により、参加できなくなった。

進行形式は第1回と同じである。最初に立候補予定者が自由テーマでスピーチし、残りの時間を質疑応答にあてた。スピーチでは政策そのものに加えて、政治家のバックグラウンドになる活動(社会保険労務士や学費減免運動、PTA活動など)や政治家としての活動・経緯(委員会所属歴、党籍変更の理由、政策実績)の説明への反応が良かった。

よく「人柄選挙ではなく、政策選挙にしなければならない」と言われることがある。それ自体は正しいことであるが、議員選挙は人を選ぶ選挙であり、「どのような人か」「どのようなことをしてきたか」も重要な要素である。人柄選挙の批判者も往々にして候補者を知らず、所属政党でステレオタイプに判断していることもある。有権者が候補者を知らないということは政治への関心が低くなる一因である。この点で都政わいわい勉強会in東部地区は有意な試みであったと考える。

質疑応答では様々な質問が出たものの、第1回に比べると貧困や雇用など生活に根ざしたテーマが多かった。質問にはブラック企業やブラック士業、脱法ハウス、ヘイトスピーチなどのキーワードも登場し、現実社会に根ざしたディスカッションとなった。

公開質問状で挙げたような質問は基本的な論点である。政党間の対立が明確であり、所属政党によって立候補予定者の回答が予想できるものである(それでも同じ会派でも立候補予定者によって問題意識や関心の相違を見て取ることができる)。

これに対して貧困問題やブラック企業、ブラック士業、脱法ハウス、ヘイトスピーチなどは大半の人が批判できるものであり、「どうやって撲滅していくか」が問題になる。政党が明確な回答を用意していないことも多く、立候補予定者個人の考えが問われる。興味深い質疑応答になった。

特に貧困問題については関心の高さがうかがえたため、貧困問題というテーマで集会を開催したいと考えている。

http://www.hayariki.net/tosei/report2.html

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